〜 親子の時間を増やす 〜

弊社では、“日本の子供たちを笑顔にする”というビジョンを掲げています。 このビジョンを達成するためには、まず社員とその家族を笑顔にすることが重要であると考えています。そのために着目しているのが、子育てと働き方の両立です。

現在、日本の子育て環境は以下のような課題を抱えています。

これらを含め、家庭内で起きている課題を解消または未然に防ぐためには働き方における質の向上と改善は必須と考えます。

弊社は、“育児は女性が担うべきだ”という固定観念は持たず、社員に対して自然な形で会社がサポートを提供できる状態が望ましいと考えています。 具体的には、子供の急な発熱等のために必要な特別休暇を福利厚生として用意しています。あわせて、リモートワークを推奨することで、通勤ストレスからの解放や家族との時間に充てることを期待しています。 また、休暇以外の福利厚生では、病児保育施設や一時保育施設の利用補助など、社員が安心して働ける環境づくりを目指しています。

項目 対象者 2023年度実績
有給休暇消化率 子育て世代全体 74%
最高取得者(消化率) 100%
最低取得者(消化率) 27%
育児休暇消化率 子育て世代全体 40%
平均取得日数/年 2日
平均残業時間/月 子育て世代全体 12時間19分
エンジニア 9時間55分
営業 17時間29分
保育利用補助 全社合計(年間) 47,600円
月平均利用額 3,967円
利用者数 3名

※ 子供のいる家庭を対象とした2022年12月から2023年11月までの弊社データ

最後にデータと考察につきまして今後の展望を含めて記載します。

有給休暇消化率は、利用できる社員一人あたりの全有給休暇の消化率を指します。 弊社での子育て世帯の有給休暇消化率は74%でした。(最高値:100%と最低値:27%) 有給休暇消化率が74%であった理由を分析をしてみますと、以下の要因があったと推論できます。

厚生労働省では、R7年までに有給休暇消化率を70%とすることを目標に掲げられています。 弊社としては数字の達成は行えている点を鑑みて、消化率以外の数値にも着目すべきと考えています。 次回のレポートでは、有給休暇消化率だけでなく、有給休暇の利用日数の平均値や利用者の満足度、さらには利用用途に関するデータを収集し、それに基づいた分析と改善策を検討する必要があると考えております。

今後、有給休暇消化率が低い社員に対しては、以下の施策を試みる予定です。

この施策を通じて、子育てにおける有事の際に有給休暇の利用がスムーズに行えること、それによる社員とその家族の笑顔に繋げていきたいと考えています